BMW F 650 RRの、2000 パリーダカールーカイロ・ラリーでの優勝を記念したモデル、BMW F650GS PDです。
なぜパリダカールモデルを選択したかというと、フロント21インチホイールだからです(ノーマルGSでも私には十分なのですが、フロント19インチではオフよりのタイヤがあまり選べません)(画像のタイヤは発売間もないミシュランのシラクですが、T63の在庫が無かったため仕方なくこちらを選びました)。
オフ車は高速を走ると、フロント周りの軽さとFフェンダーの剛性不足(風圧でFフェンダーがあおられるため)で、ハンドルが左右に振られます。このFは200キロ以上ある車重と高剛性のFフェンダーのおかげで、ロードスポーツ並みの高速安定性があります(ライトカウルの防風性能もすばらしー)(最高速はメーター読みで200位だそうです)
エンジンはロータックス製、水冷単気筒DOHC、50ps/6500です(シリンダーヘッドはBMW製で,4輪のM3がベースだそうです)。低回転から高回転までフラットにボーっと回るエンジンは、ボクサーツインのように魅力的ではありませんが地味に早いです。日本的な林道やモトクロスコースでは、国産250には私の腕ではかないませんが、砂浜のようなフラットなダートや登りは強いです(鹿島の海岸は最高でした)(小排気量車が3速→2速→1速と喘ぎながら上るフカフカの登り砂利道を、2速固定で登るF650は素敵です)。
前後210mmのサスストロークは見た目ほどハードではなく、その大半が乗り心地に振られていて、路面が荒れてくると腰砕けになり底付します(特に調整機能が無いFサスはきびしい)。それよりも問題は最低地上高の210mmです(新雪の積もった林道でカメ状態になり抜けだすのに90分程もがいた事があります)。サスに関しては、よしともさんのショップで対策品が売られていますが、そこまでオフをやるのであれば素直にKTMを買う事をお勧めします。
このオートバイの正しい使い方は、現地林道まで高速右車線を使いストレスなく移動し、現地で遊び、また高速を使い帰ってくるっていう使い方がお勧めです。
●Make Model:BMW F650GS Dakar
●Year:2000-01
●Engine:Liquid cooled,four stroke,single cylinder,DOHC,4valves per cylinder
●Capacity:652
●BORE×Stroke:100×83mm
●Compression Ratio:11.5:1
●Max Power:50hp/6500rpm
●Max Torque:44 lb-ft/5200rpm
●Transmission/Drive:5Speed/chain
●Front Suspension:41mm telescopic fork with stabilizerbridge
●Rear Suspension:Spring setting and rebound stage damping continuously adjustable
●Front Brakes:Single 300mm disk 2 piston caliper
●Rear Brakes:Single 240mm disk 1 piston caliper
●Front Tyre:90/90 S21
●Rear Tyre:130/80 S17
●Seat Heigtt:870 mm
●Wet-Weight:192kg
●Fuel Capacity:17.3liters
●Standing1/4Mile:13.7sec
●Top Speed:177.1km/h
BMW・FシリーズはBMWが製造販売しているオートバイの車種である。エンジンはロータックスとの共同開発、組み立てはアプリリアが行なった。エンジンは水冷、DOHC。単気筒と並列2気筒のモデルが存在する。
F650GS(2004年発売) – インジェクションを装備する等エンジン以外はすべて新設計となっている。前輪21inの、よりオフロード向けのダカールと呼ばれる特別仕様車もある。2008年モデルからはエンジンが並列2気筒798ccに置換されたが名前はそのままである。(Wikipedia)