ヘアカラー ピンクアッシュ

I様、本日はご来店ありがとうございました。

サロンドリョウの久保木です!

本日のメニューは、1月にご自分でお染した黒染めを落としてから、ミルクティーにダブルカラーでお染めします。

I様の髪の状態は、

1ヶ月前に当店で黒染め落としとダブルカラーでミルクティーにお染めしています

(黒染めを中性の脱染剤で落としたのですが赤味が強く残る髪質なので、アルカリ性ホワイトブリーチに●%オキ̪シとトーン●の補色を混ぜた薬剤を毛髪に塗布し赤味を消しました)。

シャンプー&ドライ後ケラチンPPTとコラーゲンPPT処理した毛髪に,アッシュシルバーのカラー剤にクリアーと●%オキシを混ぜてミルクティーを作りお染めしました。

その後半月前にご自分で黒染めを2日にわたって2回しています。

本日はまず酸性の脱染剤に●%オキシを混ぜて毛髪に塗布をし,加温放置後テストをします。

全体塗布ですが、脱染剤なので根元の新生部は全く影響を受けず脱色しませんでした

(まれに軟毛や細毛のお客様の場合、若干脱色する場合があります)。

I様の赤味の出やすい髪質と前回と同じ脱染剤なので、脱染後に赤味が残りましたが、脱色処理時にホワイトブリーチ剤に補色を混ぜて中和し赤味を取りました。

ホワイトブリーチ剤は根元を開けて塗布し、希望色になってから根元にホワイトブリーチ剤を塗布していきます。

黒染め落とし後のホワイトブリーチでこれ以上ホワイト近くまで色を抜くと、ブリーチ履歴から見てもリスクが高いので、上の画像の抜けで止めました

(現在のホワイトブリーチ剤は数年前の物に比べて格段に良くなっているので、これ以上せめても安心ですが…)。

ケラチンPPT&コラーゲンPPT処理&ドライをしてダブルカラー工程に入ります。

PPT処理は、間充部質の流失で悪化した色落ちの改善(色素重合の安定)と共に毛髪の保護をします。

脱色後に残った黄色は、ダブルカラー剤に補色を入れて中和しました。

I様の希望がミルクティーからピンクアッシュに変更…当初予定していた薬剤をシルバーからピンクに変更、

そちらにクリアーと補色を混ぜた後に●%オキシを同量混ぜてピンクアッシュ薬剤を作り毛髪に塗布しました。

加温放置後シャンプー&トリートメント&CMC処理をし損傷を抑えました。

ピンクアッシュ

ドライ処理後カットします。

フロント周りからピンクがグラデーションで入って可愛い仕上がりになりました。

ダブルカラーは基本的に色持ちが悪いと言われますが、本日は前述したようにケラチンPPTとコラーゲンPPTの処理と共に、CMC後処理も行いましたので通常よりも色持ちはいいと思います。

I様これからも宜しくお願いします。